グランビル法則


グランビル法則は値動きのアウトライン

 

ちょっと難しい単語が出てきます。実際には、難しいものでもないのですが、トレードテクニカル分析で使う理論には、それを発見した人物の名前が付けられていることが多く、ちょっとややこしく見えています。

 

まず最初にお断りしておきます・・・

このサイトで出てくる法則や理論に関しての私の記述は、おおもとの原本に基づくものではありません。単に私の理解です。個人的に解釈を変えていたりします。ですが、それは自分のトレードの学びや経験の中で熟成されたものであって、厳密な理解より実用性を大いに重視した結果です。それゆえにこそ、ここで書かれた内容は表に出てくることがありませんし非常にレアであり貴重だと自負しています。ですので、厳密な理解が必要だと思われる方は法則や理論の名称でネット検索の上、厳密に解説されたサイトを探してください。

 

グランビル法則は、相場の動きを大きく中長期に俯瞰して捉えようとするときの基本的な考え方です。
大雑把にいうと、株価は75日移動平均線に対して局面ごとに一定の法則で動くというのが考え方の内容です。以下、4つの局面に分けて株価と75日線の関係を説明します。(本来の法則では移動平均線は75日線に特定されてはいません。)

 

A グランビル法則 上昇相場(75日線上向き) 

 

株価は75日線から上に離れ75日線に戻ってくる。そして、75日線で反転して再び上に離れて前の高値を更新してまた75日線に戻ってくる。75日線から上に離れて前の高値を更新したら75日線に戻るという波動を繰り返して、株価はしだいに高くなっていく。

 

B グランビル法則 上昇相場の終わり(75日線上向きから横ばいへ)

 

Aの上昇波動を3回程度繰り返して最高値をつけると、株価は高値を更新できずに75日線に戻ってくるようになる。上向きだった75日線はしだいに横ばいになってくる。株価が75日線を割るようになれば、それが上昇相場の終わりであり、持ち合い・下降相場の始まりとなる。持ち合いになれば、株価は75日線を挟んで上下に動くようになる。そしてCに進む。

 

C グランビル法則 下降相場 (75日線下向き)

 

株価は75日線から下に離れ75日線に戻ってくる。そして、75日線で反転して再び下に離れて前の安値を更新してまた75日線に戻ってくる。75日線から下に離れて前の安値を更新したら75日線に戻るという波動を繰り返して、株価はしだいに安くなっていく。

 

D グランビル法則 下降相場の終わり(75日線下向きから横ばいへ)

 

Cの下降波動を3回程度繰り返して最安値をつけると、株価は安値を更新できずに75日線に戻ってくるようになる。下向きだった75日線はしだいに横ばいになってくる。株価が75日線を抜けるようになれば、それが下降相場の終わりであり、持ち合い・上昇相場の始まりとなる。持ち合いになれば、株価は75日線を挟んで上下に動くようになる。そして再度Aに戻って、A→B→C→Dが繰り返される。

 

 

グランビル法則はこのA→B→C→Dで1サイクル。株価の動きは常にこのサイクルを繰り返しており、日足チャートの場合の1サイクルの期間は半年から1年程度です。

 

とても簡単に言うと、75日線が上向きなら株価は上に伸びては戻り、75日線が下向きなら株価は下に伸びては戻り・・・ということです。日足のチャートの株価は75日線を起点にして上や下に膨らんでは戻ってくるのです。頭の中でこのイメージを描いてください。それがチャートの動きの基本イメージです。イメージできたら、日経平均や個別銘柄の日足チャートに75日線を表示したうえで見てみてください。多くのチャートが、このグランビル法則に沿って描かれている様子がわかると思います。

 

必ずしもそうは見えないチャートもあると思います。

 

上のAの過程がずっと続いていて、ひたすら高値更新が繰り返されているチャート。A→Bと推移してからCに行かずにAに戻っているチャート。これらは、なかなか下降相場に入らない上昇一途の強いチャートです。一方で、BやDの状態が続いていて永遠に持合いであり続けるようなチャートもあるでしょう。下降相場ばかりが続くチャートだってあり得ます。

 

実際の仕掛けに当たっては、法則や理論を実際のチャートに当てはめて見られるかどうかのスキルが問われます。「このチャートはグランビル法則がきれいに出ている」とか「このチャートはグランビル法則の視点から見たら滅茶苦茶だ」とか、判断ができるようになれば法則や理論が身についたといえるのだと思います。テクニカル分析のスキルは、できるだけたくさんのチャートを見て、法則・理論を読み取る訓練をすることで養われます。

 

 

グランビル法則を活用する

 

グランビル法則に則った上昇や下降では、高値や安値を更新できなくなるまでに75日線との間を何度行ったり来たりするのか。要は何回の波動があるのか。これはトレードの対象によっても、個別銘柄によっても変わってきます。また置かれた状況によっても変わります。でも、まあ、大体3回程度と考えてよいと思います。

 

なので、上昇の波動によって3回高値を更新したら、そろそろ上昇は終わりと意識しておいた方がいいということです。4回目の更新があるなら「相当強い」と。反対に3回安値が更新されれば、「ここからは上昇かもしれないぞ」と。グランビル法則を知ることで、そんな根拠のある予感をもってチャートを見られるようになります。

 

また、上昇相場から下降相場へ、下降相場から上昇相場への転換の場面に差し掛かると、75日線も横ばいになってきて、持ち合いの傾向が出てきます。持ち合いがなく、そのまま相場が転換することもありますが、転換の間に持ち合い相場を経ることもあります。

 

持ち合い相場のときには、75日線を挟んで上昇下降が繰り返さりたりするのですが、これも覚えておいた方がいいことです。75日線を抜けて大きな陽線が出て、さあこれから上昇相場に入っていくと思って仕掛けたら、次の日には一気に75日線下まで下げてしまったりするようなダマシに合いやすくなるわけです。そうだとすれば、持ち合い相場では極力仕掛けは避けるということも分かってくるわけですから。

 

このようにグランビル法則を知って相場の性質を理解していけば、仕掛けのタイミングも見えてきます。実際のトレードに役立つというわけです。

 

買いのチャンス

→ 上向き75日線を株価が抜けたら、買い。

上昇後、株価が反転したら利益確定の、売り。

 

空売りのチャンス

→ 下向き75日線を株価が割ったら、空売り。
下降後、株価が反転したら利益確定の、買戻し。

 

これらの売買チャンスは、まあ簡単にわかるところかと思います。「反転」というのが具体的にどういうことなのかは結構重要なポイントなのですが、ここでは詳細は省きます。

 

買いのチャンス

→ 上向き75日線に戻った株価が75日線を割り再度75日線を抜けたら、買い。
または、75日線を割らずに75日線上で反転したら、買い。

 

空売りのチャンス

→ 下向き75日線に戻った株価が75日線を抜け再度75日線を割ったら、空売り。
または、75日線を抜けずに75日線下で反転したら、空売り。

 

「反転」については、ここでも出てきますが、それ以外はわかると思います。

 

75日線に絡む局面だけでも、グランビル法則を理解していれば、これだけの仕掛けのチャンスを見出すことができます。そして、さらにチャンスを広げる方法もあります。
75日線だけでなく25日線もグランビルの法則で見てみることです。

グランビル法則は比較的中長期にわたる株価推移の法則なので、まずは75日線で考えるのがいいと思いますが、実際の法則では75日線でなければ・・・という条件はありません。25日線で考えても立派に通用します。75日線より25日線をより強く意識して動く銘柄チャートもあるくらいです。(5日線は短期の線ですから無視しましょう。)

 

また、同じチャートの中で、2つの移動平均線にわたってグランビル法則が適用できることもあります。どういうことかと言うと、上昇相場の始まりや下降相場の始まりあたりの1回目の波動では株価が75日線に戻ってくるが、より上昇や下降が深くなる2回目、3回目の波動では、75日線まで株価が戻ってこずに25日線を基準に株価が戻ってくるようになることが多いです。さまざまなチャートを数多く見てみれば、実際にはそういうチャートの方が多いことに気付くと思います。

 

ひとつのチャートを追いかけている中で、グランビル法則の視点から見て75日線ではなく25日線に基準が移ったことを感じ取ったならば、買いのチャンス、売りのチャンスは、そのまま25日線に置き換えての仕掛けチャンスになります。例えば、上向き25日線を株価が抜けたら買い、というように。

 

ぜひ、様々な銘柄の日足チャートに75日線と25日線を表示し、最低でも3~6ヶ月くらいの推移を見てみてください。そして、グランビル法則から見て買いのチャンスだったポイント、空売りのチャンスだったポイントを過去の動きの中から抜き出してみてください。それができれば、これから書き加えられていく未来のローソク足の中からチャンスを見つけることもできるようになるはずです。

 

 

参考記事

→ 「75日移動平均線からの仕掛け。


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管理人: 損切り珍介

2008年頃から株式投資を自己流で開始。2010年に専業を目指してサラリーマン人生に終止符。しかし、トレード本を読みまくるも、まず大損。自己流の限界を感じる。なけなしの金をはたいてトレード学校に通いまくり、仲間のトレーダーと交流しまくる。それでも、半年もたたぬ間に再び大損。そしてさらに、1年後に大損。もうどうしようもないと割り切ってから、なぜか少しづつ芽が出始め、この数年で完全復活し現在に至る。「損切りさえすれば専業も十分できる」を体現している。

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