ダウ理論


ダウ理論が上昇・下降を定義する

 

値が上がるということ、下がるということ、そして持ち合っているということ。どういう時にそう言うのでしょうか?

 

ダウ理論という理論では、それを定義しています。ここでは、ダウ理論の中で日々のトレードに役立つ重要な部分を取り出してお知らせします。

 

ダウ理論の「上昇」「下降」「持ち合い」の定義は、トレードでは極めて重要な情報のひとつです。100円が101円になれば簡単に「上昇」と言っていいのでしょうか?いいえ、そんなに簡単ではありません。そこにはトレードに特有の考え方が隠れています。このダウ理論の考え方を身に着けることでチャートの見方が大きく変わり、今までに見えなかったものが見えてきます。

 

日足チャートを題材にして説明していきましょう。

 

トレードの世界では、上昇、下降、持ち合いというとき、対象とする期間によって大きく二つの時間軸の局面で考えます。ひとつは1本1本のローソク足、すなわち1日単位の短期の局面。そしてもうひとつはチャート波動という数週間以上にわたる中長期の局面です。たとえば、前日と本日を比べて「今日は昨日と比べて上昇したといえるのか」という局面と「この1か月で見たときに上昇したといえるのか」という一定期間でみる局面と二つあるということです。

 

ローソク足の局面

 

まずは1日毎の短期の局面の話から。通常「昨日と比べて今日は上昇」といえば、今日の終値が昨日の終値より高かったという意味です。マスコミのニュースではそう取り扱われており、一般には「上がること=終値が上がること」と捉えられています。しかし、トレーダーがローソク足を見てトレンドをつかもうとするときは、それだと不十分なのです。

 

前日と本日を比べるときには、それぞれの高値と安値を比べます。日足チャートで前日と本日のローソク足を見れば一目でわかります。そして、終値に関係なく以下のように考えます。

 

上 昇  → 「前日より高値が高く、安値も高い」

下 降  → 「前日より高値は安く、安値も安い」

持ち合い → 「前日より高値は高くなく、安値は安くない」(はらみ足)

 「前日より高値は安くなく、安値は高くない」(つつみ足)

 

 

毎日の上げ下げを判断するのには、終値という点を使うのではなく売買された値の範囲を使うのです。その日の売買がどの値で終わったかということよりも、その日の売買がどの範囲でされたかが重要だということです。ちなみに、前日と同じ値だった場合は「高く」とも「安く」ともいわず、「高くない」「安くない」に含まれることに注意してください。ですので、たとえば高値でも安値でもどちらかが同値だったら必然的にその日のローソク足の判断は「持ち合い」ということになります。

 

今日は昨日より高値で取引があった、といういうことは少なくとも昨日より買いのレベルが上がったということです。だから、たとえ終値で下げたとしても「上昇」なのです。終値だけの判断だと、チャートの流れを把握できません。必ずチャートで実際のローソク足を見て判断するようにしたいものです。

 

チャート波動の局面

 

チャートの中に毎日書き足されていくローソク足は、上昇と下降、持ち合いを繰り返しながら一連の波動を形成していきます。波動というのは簡単に言えば、山と谷のサイクルです。大まかに1つの山と1つの谷で1波動と考えましょう。山の頂上は波動の高値、谷の底は波動の安値ということになります。その波動と波動を比べて上昇や下降のトレンドを判断していこうとするのが、中長期の考え方です。中長期の視点では、チャートに現れる一連の波動の高値と安値を比較します。

 

上 昇  → 「前の波動より高値が高く、安値も高い」

下 降  → 「前の波動より高値は安く、安値も安い」

持ち合い → 「前の波動より高値は高くなく、安値は安くない」

 「前の波動より高値は安くなく、安値は高くない」

 

 

チャート波動というのは、文字だけではなかなかイメージしにくいかも知れません。ぜひ図を参照して頭に入れてください。そして、チャートを見たときには必ずチャート波動を意識してみるようにしてください。そして、今の波動が上昇なのか下降なのか持ち合いなのか、一目でわかるようにしてください。

 

チャートの大きな流れは、75日線の向きとチャート波動を見ることで把握します。トレードで利益を出したければ、仕掛けたいと思うポイント周辺だけを見るのではなく、できるだけ大きな視点で大きな流れから順に見ていくことです。そうすることで、その仕掛けが有利な状況にあるのかどうかがわかります。デイトレードだからといって、分足チャートだけを見ていては大きな流れはわかりません。同じ仕掛けるなら、大きな流れに沿った有利な条件でやりたいものですね。

 

 

参考記事

→「持ち合い相場の攻め方。


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2008年頃から株式投資を自己流で開始。2010年に専業を目指してサラリーマン人生に終止符。しかし、トレード本を読みまくるも、まず大損。自己流の限界を感じる。なけなしの金をはたいてトレード学校に通いまくり、仲間のトレーダーと交流しまくる。それでも、半年もたたぬ間に再び大損。そしてさらに、1年後に大損。もうどうしようもないと割り切ってから、なぜか少しづつ芽が出始め、この数年で完全復活し現在に至る。「損切りさえすれば専業も十分できる」を体現している。

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