MACDの使いどころ。


トレードの指標を根本から理解しようとするのは一般の人にはとても難しいと思います。コトバの上では理解できても、複雑な計算式の理解が必要になるからです。MACDについても例外ではありません。少し勉強すればわからないことはないですが、個人トレーダーは原理的な把握はあきらめたほうが身のためです。

 

それよりも、この貴重なノウハウを一番効果的に使うにはどうするか、というところを学んだ方がよほどわかりやすいと思います。

 

MACDは移動平均線を加工し、現在の状況をよりわかりやすく表したものです。「MACD」、「シグナル」と呼ばれる2本のライン(通常MACDは赤線、シグナルは青線で示されます。)と、「ヒストグラム」と呼ばれる棒グラフで成り立っています。こう書いても、よくわからないかもしれませんので、一番下の概要図を見てください。

 

では、MACDでは何を見たらいいのか。

このサイトではMACDを「仕切り(手仕舞い)」の指標だと考えています。仕掛けではなく、利益確定、損切りで使うのが効果的だと考えています。

 

日足チャートで行う短期トレードを前提にしたときのポイントはたった2つ。

 

①ヒストグラムによる利益確定

買いの仕掛け玉を保持している場合、上に向いて次第に伸びていくヒストグラムが下に凹んだら翌日朝に利益確定。空売りの仕掛け玉を保持している場合は、下に向いて伸びていくヒストグラムが上に凹んだら翌日朝に利益確定。

 

②MACDとシグナルのクロスによる仕切り

MACDとシグナルがゼロラインより上でデッドクロスしたら、買い保持玉は利益確定であろうと損切りであろうと翌日朝に仕切り。これは、日足チャートをベースにした短期トレードの場合の週足チャートにおいても適用します。つまり、日足でも週足でもゼロライン上でデッドクロスがあれば、その時点で翌日手仕舞いとします。

 

注目するべきはこれだけです。

 

毎日のラインやヒストグラムの変化を追いかけながら、値が上昇傾向にあるのか下降傾向になるのかを一目で判断できるのもMACDの利点ですが、それは状況把握のためのもの。実際の仕掛けや仕切りには適しません。あくまで参考指標です。実際の行動に当たってのMACDの真価は、上の2点だけだといって過言ではありません。

 

もっと言うなら、①については、あくまで安全重視の場合のみ。MACDは様々な指標の中で比較的早めにサインが出てきます。①のタイミングだと、通常の場合、かなり早い利益確定になってしまいます。実際、①のタイミングで手仕舞いすることはほとんどありません。他の指標もよく見て利益確定に当たれば、さらに利益が伸びる場合がほとんどでしょう。

 

一方、②は「もう絶対にそうするべき」というルールです。このサイトでも、別途項目として書いているくらいです。しかも、個別銘柄ごとのチャートというだけでなく、日経平均のチャートにも及ぶ絶対ルールですので、必ず覚えておいてください。

 

MACDは、難しく考えてはいけません。あくまで原理的にではなく視覚的に捉えるだけにしてください。見てわかればそれでいいと思ってください。

 

※当サイトでは、MACDのパラメターの設定を「短期5、長期20、シグナル9」で設定することを推奨します。一般的には「12,26,9」と言われていますが、より早いサインの出現を重視し「5,20,9」を使用します。

 

 

参考記事

→ 「MACDデッドクロス

 

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2008年頃から株式投資を自己流で開始。2010年に専業を目指してサラリーマン人生に終止符。しかし、トレード本を読みまくるも、まず大損。自己流の限界を感じる。なけなしの金をはたいてトレード学校に通いまくり、仲間のトレーダーと交流しまくる。それでも、半年もたたぬ間に再び大損。そしてさらに、1年後に大損。もうどうしようもないと割り切ってから、なぜか少しづつ芽が出始め、この数年で完全復活し現在に至る。「損切りさえすれば専業も十分できる」を体現している。

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