25日移動平均線からの仕掛け。


日足のチャートで、25日移動平均線(25日線)は75日線ほどの強さはないものの、大きな重要性を有しています。巷のトレード本では75日線以上に取り上げられることがあるからか、一般個人トレーダーにとっては25日線のほうがなじみがあるくらいです。実際に、チャートを見ると、上昇相場中には上向き25日線が、下降相場では下向き25日線がチャートの主役になっているケースが多いです。ボリンジャーバンドの中央の線は25日線ですから、値動きの中心は25日線と言ってよいと思います。個別銘柄によっては、そもそも75日線よりも25日線を基準にして動くものもあるように見受けられます。

 

従って、この25日線は75日線と同様に強いパーティション(支持線/抵抗線)になります。また、これも75日線と同じですが、その向き(上向きか下向きか)が株価の方向を示します。ただ、75日線ほど強力ということはなく、仕掛けに活用できるかというと限定的ではあります。ですが、この仕掛けが相場の転換点になることも多いので、知っておいて活用してください。

 

以下、25日線を仕掛けのラインにする代表的な場合をまとめてみます。

 

 

■大底からの買い仕掛け

 

まずは、買いの仕掛けです。グランビルの下降過程が終わりに近づき、チャート波動で安値更新しなくなると、下向き25日線が次第に横ばいになってきます。その横ばい25日線の上抜けが買いのチャンスになります。こちらも、できれば、25日線付近でのしばらくの持合いや、小さくてもいいのでチャート波動の上昇が成立してからの仕掛けだと、決まる可能性が高まります。
25日線を抜けた株価は、下向き75日線までのいったんの上昇が見込めます。75日線が下向きで株価が75日線の下にある時の数少ない買いのパターンです。

 

■天井圏からの空売り仕掛け

 

上の買い仕掛けの反対です。グランビルの上昇過程が終わりに近づき、チャート波動で高値を更新できなくなって来ると、上向き25日線は次第に横ばいになってきます。その横ばい25日線の割り込みが空売りのチャンスになります。できれば、25日線付近でのしばらくの持合いや、小さくてもいいのでチャート波動の下降が成立してからの仕掛けだと、決まる可能性が高まります。
25日線を割った株価は、上向き75日線までのいったんの下降が見込めます。75日線が上向きで株価が75日線の上にある時の数少ない空売りのパターンです。

 

 

■25日線だけでなく他の根拠も見つかれば仕掛け

 

25日線での仕掛けは、25日線単独で仕掛けの根拠にするのではなく、別の根拠も見つかるような仕掛けを探していくと成功率が高くなります。「上向き25日線を抜いたら買い」は有力な仕掛けなのですが、25日線以外の買いの根拠が見つかるかどうかが実際に仕掛けられるかどうかの分かれ目です。例えば、25日線を間に挟んだギャップアップであるとか、トレンド転換のポイントが重なるとか、一目均衡表の雲抜けが重なるとか。
理想的なパターンになっている有力チャート形はなかなか見つからないかもしれません。全体相場によっても出現数は変わってくるでしょう。また、これらを仕掛ければ必ず利益になるという保障ももちろんありません。損切りは、最低限直近の安値や高値に必ず決めておいてください。特に、横ばい25日線上は持ち合い的に動きますので損切りを味わうことも少なくないと思います。

 

ただ、必ずしも理想的な形でなくてもチャレンジはできますし、決まればそれなりの利益は出ます。数は少なくとも、出会えばすくにわかる形でもあります。これらの形に出会ったら、しばらく監視してチャンスを伺っておきたいものです。

 

 

参考記事

→ 「75日移動平均線

 

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2008年頃から株式投資を自己流で開始。2010年に専業を目指してサラリーマン人生に終止符。しかし、トレード本を読みまくるも、まず大損。自己流の限界を感じる。なけなしの金をはたいてトレード学校に通いまくり、仲間のトレーダーと交流しまくる。それでも、半年もたたぬ間に再び大損。そしてさらに、1年後に大損。もうどうしようもないと割り切ってから、なぜか少しづつ芽が出始め、この数年で完全復活し現在に至る。「損切りさえすれば専業も十分できる」を体現している。

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