「待つも相場」を言い訳にするな。


スイングトレードは、案外仕掛けのチャンスが少ないものです。大きな株価のトレンドを取るのがスイングトレードの狙いですから、相場にトレンドが出ていなければスイングトレードはできません。肌感覚でいうと、日経平均を基本にした相場の中では仕掛けのチャンスは1か月の中で1回か2回、多くても3回。その程度でしょう。

 

毎週チャンスが来るわけではありません。

 

上昇相場における上昇の局面、下降相場における下降局面がスイングトレードのチャンスになります。しかし、相場には、上昇相場の下降局面や下降相場の上昇局面もありますし、トレンドのない持ち合い相場の時もあります。

 

持ち合い相場は、短期のトレーダーにとっては地獄のようなものです。上げたと思えば下げられて、下げたと思えば上げられてしまいます。仕掛ければ仕掛けるほど損切りばかりになってしまいます。また、持ち合いの時ほど、持ち合い放れだと思うとダマシだったりします。「やっと仕掛けられる」と思ったところでダマシに合って損切りすると、本当に落胆するものです。

 

ダマシに合うのは仕方ないとしても、仕掛けのチャンスにない時には仕掛けを待たなくてはいけません。いくら個別銘柄のチャートがいい形でも、全体相場が上昇の時に空売りを仕掛ければ不利になりますし、下降相場で買いを仕掛ければうまく行かないことが増えます。結果として損切りばかりのトレードになります。

 

スイングトレードは、仕掛けることより待つことのほうが多いといって過言ではありません。「待つも相場」とは、そういうことを言ってるのです。

 

したがって、日々の勉強で、トレンドが出るのかどうかはチャートを見て的確に判断できるようにしたいものです。トレンドに関する自分なりの判断を持ったうえで「待つ」ことが大切です。どこで待ってどこで仕掛けるのか、チャンスを捉えることができるトレーダーほど、待ちの判断も的確なはずです。

 

ところが、この「待ち」の意味や条件を取り違えてしまうトレーダーがいます。
相場のトレンドが「わからない」から「待つ」と考えているケースが多くあるのです。相場の評論家の中には、「わからなくなったら休むのがいい」という言い方をしている人がいます。「わかるようになるまで待てばいい」と。実は、この私にしても、「相場がわからないのに無理して仕掛けていくのは無謀で、わからなければ休め」という主旨のことをブログで語ったりもしています。

 

本当のことを書くと、「わからないときは休め」だと、常にいつも休んでいることになってしまいます。なぜなら、相場が100%わかることなどあり得ないからです。チャートを分析しても、わかるのは「今後こういうふうに動くことが想定できる」という程度です。未来のことがすべてわかるわけはありません。相場は、どこまで行っても想定の話しかできないのです。(だからこそリスクヘッジとしての損切りが必要です。)

 

トレードの仕掛けはいつだって想定の中でなされます。「わかる」ということが基準ではなく「判断できる」ということが基準になります。相場の行方がすべてがわかるという状態はあり得ません。そして、どこかしらわからない中で判断することを、トレーダーは求めらているのです。

 

「わかる」ことを仕掛けの基準にしてしまうと、ちょっとやそっとのトレンドでは仕掛けられなくなってしまいます。また、本当にわかったと納得する頃にはトレンドが終わってしまっていたりします。そうなると、やはり損切りばかりのトレードになってしまいます。

 

正確に言うなら、「わからなくてもトレンドが出そうなら仕掛ける。」ということ。「トレンドが出そうにない時は休む。」ということです。

 

勉強を重ねればいつか相場がすべてわかるようになる、というのは幻想です。いつになっても、わからないことはわかりません。そのことは理解しておきましょう。

 

 

参考記事

→ 「損切りの論理

 

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管理人: 損切り珍介

2008年頃から株式投資を自己流で開始。2010年に専業を目指してサラリーマン人生に終止符。しかし、トレード本を読みまくるも、まず大損。自己流の限界を感じる。なけなしの金をはたいてトレード学校に通いまくり、仲間のトレーダーと交流しまくる。それでも、半年もたたぬ間に再び大損。そしてさらに、1年後に大損。もうどうしようもないと割り切ってから、なぜか少しづつ芽が出始め、この数年で完全復活し現在に至る。「損切りさえすれば専業も十分できる」を体現している。

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