いきなりやれば、損切りできないトレーダーになる。


4月になると、一定規模以上の日本の会社は入社式をやります。入社式を経れば、新卒の新入社員が誕生します。いくら新入社員だといっても社員である以上、場合によっては会社の代表としての役割を担います。一人で商談の場に出れば、相手の取引先からは、その社員が会社の顔になりますよね。

 

じゃあ新入社員を商談の場に一人で送り込む会社があるかというと、そんなことはありません。そんなことをしたら、新入社員が何をやらかすかわかりません。まずは必ず、熟練した先輩社員と一緒に相手先に行くはずです。会社にとって、いきなり新入社員に単独で商談を任すのはリスクが大きすぎるのです。

 

トレードだって同じようなものだと思います。株の仕組みをひと通り勉強して知って証券口座を構えただけでは、入社式を終えたのと同じです。すぐに相場で仕掛けていくなんて、とんでもないリスクをはらんだことなのです。そして、そのリスクはたいていの場合現実になります。トレード初心者は、損切りができずにカモられ、半べそをかきながら早々に退場していくのです。

 

会社であれば、新入社員は宝物です。周囲が注意を払い、何らかのリスクがあれば新入社員は注意されながら成長していくのです。しかし、トレーダーは初心者だろうと熟練者であろうと単独で相場に入っていかなくてはなりません。そして、誰も忠告はしてくれません。新しい初心の参入者は、プロにとっての格好のカモです。カモがネギをしょってくるのを誰が邪魔するものか、と思います。初心者の損切り失敗の大損失は、そのままプロの利益になります。お金を稼ぐってそういうことじゃありませんか?

 

そういうことから考えると、「明日から使える魔法の手法!」「たった●分で○○○万円」「このルールだけで年率○○%」みたいな宣伝はぜんぶ嘘です。今世に出ている、株の教材やセミナー、学校のほとんどすべてが当てはまると思いますが、あり得ない宣伝広告で初心者を釣ろうとしています。真に受けたら間違いなく損します。

 

トレードは、まっさらの状態からだとトータルプラスを達成するのに、どんなに短くても最低半年はかかります。イメージで申し訳ありませんが、3か月ではおそらく無理でしょう。満足いくような稼ぎが出るまでには、1年から数年はかかると思います。それでも、ダメな場合もあると思います。そして、その間は、大学受験や資格試験のように地味な勉強も必要になります。

 

専業トレーダーなら自由時間が多いとか、銘柄検討時間はほんの5分とか、そんなイメージは持たない方が身のためです。仮にあったとしても、それ相応の努力の過程を経てからのことです。

 

それでもトレードをやりますか?株でもFXでも事情は同じです。本当にトレードで稼ごうと思ったら、決意が必要です。その時期は問いません。勉強する中で次第に決意が固まるということもあると思います。しかし、決意ができるまでは、現実の相場にお金をつぎ込んではダメだと思います。何度も書きますが、損切りができないという理由で、ほぼ確実に撤退することになります。

 

資金配分だけしっかりとやって仕掛けていれば、それでもしばらくは相場に残れるかもしれません。でも、それも資金が尽きるまでの間にすぎません。たまに利益は出るのでしょうが、結局は損切りできないトレードを繰り返すだけだからです。

 

しっかり学ぶという決意がないままに相場に出れば、損切りできないトレーダーになってしまいます。つまりはトレーダーになれないということになるのです。

 

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管理人: 損切り珍介

2008年頃から株式投資を自己流で開始。2010年に専業を目指してサラリーマン人生に終止符。しかし、トレード本を読みまくるも、まず大損。自己流の限界を感じる。なけなしの金をはたいてトレード学校に通いまくり、仲間のトレーダーと交流しまくる。それでも、半年もたたぬ間に再び大損。そしてさらに、1年後に大損。もうどうしようもないと割り切ってから、なぜか少しづつ芽が出始め、この数年で完全復活し現在に至る。「損切りさえすれば専業も十分できる」を体現している。

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