損切りタイミング


損切りタイミングは事前に決めておく

 

損切りは決めた以上は必ず実行しないといけません。

であれば、大切なことは、損切りタイミングは仕掛けてから考えることではなく仕掛ける前に確認して決めておくということです。仕掛ける前に決めるから、冷静に客観的に決められるのです。仕掛けた後では、相場の流れに気持ちも意志も流されてしまいがちです。

 

仕掛けのタイミングを決めるのは当たり前ですが、それと同時に損切りのタイミングも事前に決めておいてください。損切りタイミングはトレード計画そのものなのです。

 

慣れてくれば、デイトレードなどでは考える間もなくエントリーという場面があってもおかしくはありません。でもそれは、経験を十分に積んでからの話です。考える間もなくと見えるかもしれませんが、慣れたトレーダーはそんな中でも損切りポイントは決めているはずです。

 

リスクのないトレードはありません。リスクを取らなければリターンは期待できないのです。何かを得ようと思うのならばば、何らかのリスクを負わなければならないというのは、すべてにおいて通用する道理です。

 

そういう意味で、損切りについてあいまいな計画はトレード計画ではありません。
仕掛けてしまってからでは、もはや選択肢は持てないと考えてください。

 

また、損切りのラインは最終的にはチャート分析によって確定します。であればこそ、トレードの時間軸によって損切りラインは当然に変わってきます。

 

デイトレードなら日足と分足、スイングトレードならおもに日足、中長期の投資なら週足や月足を見るわけです。見ているチャートが違えば、テクニカルの状況は少なからず違うはずです。それに伴って損切りラインも違ってしかるべきなのです。

 

 

損切りタイミングを決める条件(1)

 

損切りのタイミングには人それぞれの考え方だとは思います。トレードにはいろんな手法や理論がありますから、タイミングもいろいろあるはずです。場面場面で意識的に変えることだってあると思います。

 

しかし、どんな考え方でも損切りタイミングでまず第一に考えるべき共通条件は、
自分にとって資金的に大した痛手にならない範囲で損切りラインを決めることです。

 

これは、しごく当たり前だし簡単なことです。

が、仕掛けるときにはとかく利益にばかり目が行ってしまうもので、そもそもリスクとしての損切りタイミングなど考えないままエントリーすることが多いのです。

 

仕掛けのときには、利益だけでなく損失リスクも同時に考えておくという意味でも、この簡単なことをまず考えてください。

 

たとえば、チャート分析の上で「前日安値のラインを損切りラインにする」と決めたとします。でも、その時の仕掛けラインと損切りラインの値幅が、損失としては「痛い」と感じる幅ならばエントリーはしないか、もしくは仕掛けの株数を減らすことです。

 

なぜなら、ひとつには痛いと感じるほどの損失を1回のトレードで失ってはいけないからです。トレードは、1回ごとの勝負ではなくトータルの勝負です。たかが1回のトレードで痛い損失をこうむるわけにはいかないのです。損失ではあっても痛くないからこそ、損切りが負けではないのです。

 

もちろん、痛いか痛くないかは全くの主観です。大した根拠もありません。人によっては投資資金が半分になっても平気かもしれないし。1円でもマイナスになると気が気じゃない人もいるでしょう。主観を信じていくには、ある程度の経験が必要になります。自分に経験がないと思われるなら、当初は一つの目安として資金総額の1%の範囲内と決めてください。少なすぎると思うかもしれませんが、それでも10回も損切りを繰り返せば最大値は資金の10%近くになるわけですから。

 

それともうひとつ、痛いと感じる損切りラインを設定してはいけないのは、タイミングが来ても損切りできない可能性があるからです。痛いことを実行するのは、当然に辛いこと。だからラインを越えても戻ることを期待してしまう可能性があります。
目をつぶって損切り実行するのが絶対の命令でも、痛いと思えば先送りしたくなるのが人情なのです。損切りによる予定損失を痛いと感じるなら、そのトレードはそのままはやらないほうがいいのです。

 

 

損切りタイミングを決める条件(2)

 

損切りタイミング決定の条件の二つ目。

 

痛くないからと言って損切りラインを「仕掛けた価格から3円下」などと機械的に決めるのも考えものです。それだと、損切りラインにテクニカルの根拠がないからです。

 

そもそも、損切りであろうと利益確定であろうと、仕掛けに対して株価が逆行する確率が高まったと判断できるからこそやるものです。逆行する確率が高まってもいないのに手仕舞いするのはおかしな話です。

 

損切りラインは、仕掛けの思惑が外れたからの損切りなのであって、外れたかどうかわからないのに損切りしてしまったら、何のためにチャートを見て仕掛けのポイントを決めたかわからなくなります。いくら「なるべく早く損切り」とはいえ、理由のない損切りは利益確定のチャンスを損なうことにもなります。

 

また、テクニカルに根拠のない損切りラインは、これまた守るのが難しくなります。「損切りの根拠がないんだから切らない」と簡単に心が変わってしまうし、「損切りの理由がないなら、戻る可能性もある」と思ってしまうのではないでしょうか。

 

損切りタイミングを決めるには、テクニカル分析を踏まえた根拠が必要です。

 

※ 条件(1)では「1%」と具体的な数字を出しましたが、あくまで「1%の範囲内」であって機械的に「1%」ではありません。

 

痛いと感じることがなく、テクニカル分析にも基づいている。それが損切りタイミングを決める条件です。つまりは、資金状況とテクニカル状況が両立しているということ。狙った銘柄(チャート)が、このふたつの条件をクリヤしているかどうかを十分に確認して仕掛けてください。

 

 

スイングトレードとデイトレードの損切りタイミングの違い

 

スイングトレードとデイトレードでは損切りラインは異なります。

 

スイングトレードは、通常は日足チャートのテクニカル指標を見てトレード計画を作ります。たとえば、買いであれば前日のローソク足の高値を抜けたところが買いのポイントになり、その足の安値を割ったところが売り決済の損切りポイントになり得るでしょう。また、さらに大きく利益を狙った仕掛け方を考えるなら、前日安値というより、チャートの波動の直近の安値に損切りラインを設定する場合もあるでしょう。その場合、損失リスクもは大きくはなりますが、期待利益も大きくなるわけです。

 

スイングトレードは基本的にそれなりの大きなトレンドを取って利益を増やそうとするのですから、ある程度はじっくり構えることが必要です。日々のちょっとやそっとの動きで損切りしていると、大きなトレンドは取れません。分足を見るのではなく、日足を見て決めていくのがスイングの仕切りです。

 

一方、デイトレードならば、仕切りのラインは分足チャートの指標から読み取ります。仕掛けのポイントは日足チャートの方が確度が高くなるので、どちらかといえば日足を見てチャンスを探り、最終的に分足を併用しながら仕掛けます。(ボラティリティの大きな人気の株銘柄だと、分足だけでも仕掛けは可能ですが。)いずれにしても、日足の1本のローソク足の中で仕掛けも仕切りもするわけです。

 

デイトレの買いの場合の損切りラインは、できれば分足のチャート波動の直近安値におきたいです。分足の場合、直前のローソク足の安値においてしまうとすぐに損切りになってしまいます。それではなかなか利益になりません。もちろん、その日の上昇を何はともあれ一瞬でも取ろうというのが、デイトレードの買いの本質です。その一瞬が終わったと判断できれば、それが直前の足の安値割れであれば、そこで即損切りです。

 

スイングもデイも、仕掛けというスタート地点は日足チャートが重要な役割を果たします。しかし、デイの場合の仕切りは分足です。

 

デイトレードのつもりで仕掛けたが、状況に応じて持越しにする場合もあると思います。その場合は、デイトレがスイングトレードに変わるわけですから、翌日以降の損切りラインは日足チャートで判断すべきです。そのことでリスクが増すことになりますが、それを考慮したうえで慎重に持越し判断することです。

 

ローソク足ではなく、移動平均線やトレンドライン、パーティションに、損切りラインを置くことももちろんあります。

 

その場合も、スイングトレードなら日足チャート、デイトレードなら分足チャートの指標がラインになりますので銘記しておいてください。

 

また、これは蛇足になりますが、投資の時間軸による投入ロット(株数)について。

通常、仕掛けの時間軸が長ければ長いほど、仕掛けの投入ロットが大きくなるようなイメージがあるようですが、本来的な考え方は逆です。投資期間が長ければ長いほど、それだけじっくり構えるリスクは大きくなるのです。だから、その分ロットを小さくしてリスクを調整しておくことが利にかなっています。スイングトレードよりはデイトレードの方が小さなリスクで済むわけです。その分ロットは大きくという考え方は間違っていません。


ブログランキング     (元気の素です)

皆様の1日1回のクリックが書き続ける元気の素になります。

人気ブログランキングへ
※2回以上クリックしても1回と同じです。

テクニカル分析はこの1冊 (本代無料)

相場の大原則と、チャートの分析。
株、FXを通じて日本最良の解説本が、送料550円のみでもらえます。

相場から利益を上げる22の技術

(クリックで詳細ページへ)

損切りに関する無料メール相談

悩んだり困ったりしたら、とことん考えると同時に、人の力を借りるのも役に立つものです。近くに適当な人がいなければご活用ください。「すっきり解決!」することもありますよ!
損切り相談 

私の損切りプロフィール

管理人: 損切り珍介

2008年頃から株式投資を自己流で開始。2010年に専業を目指してサラリーマン人生に終止符。しかし、トレード本を読みまくるも、まず大損。自己流の限界を感じる。なけなしの金をはたいてトレード学校に通いまくり、仲間のトレーダーと交流しまくる。それでも、半年もたたぬ間に再び大損。そしてさらに、1年後に大損。もうどうしようもないと割り切ってから、なぜか少しづつ芽が出始め、この数年で完全復活し現在に至る。「損切りさえすれば専業も十分できる」を体現している。

運営ブログ
「損切りこそトレード人生」

トップ記事のカテゴリー

ページの先頭へ