損切り注文法


損切り注文の入れ方

 

損切りタイミングを決めたら、何はともあれ注文を逆指値で入れてください。

まずは、それが最初のリスクヘッジです。

とにかく目をつぶって入れてしまうのです。

注文を入れずに株価の推移を見守っているときに、心が変わって損切りラインを変えてしまうなどということがないように、仕掛けたらすぐに損切り注文を入れるのです。

 

まずは、それが基本動作です。

あとは望むと望まないに関わらず、その注文がが確実に実行されるかどうかです。

 

そこまで行くと単に証券会社とパソコンの問題では?と思うかもしれませんが、きちんと考えないと案外うまくはいきません。

誤操作等による発注ミスは論外としても、注文の仕方には考察も必要です。
仕掛けの注文であれば万が一何らかの理由で約定できなくても、さほど大きなリスクにはなりません。しかし、損切りの注文が約定しないと、運が悪いと場合によっては深刻な状況に陥ってしまいます。
損切りの注文にあたっては、確実に持ち球を手放せるという視点が求められます。

 

たとえば、買いの場合の仕掛けのラインが500円なら「500円以上になったら500円で買い」と注文を出せば、501円で買えてしまうことはありません。どうしても約定させたいという仕掛けでないなら、1円でも高く買うのは損になりますから、500円の指値注文で構いません。
しかし、損切りのラインが500円だった場合に「500円以下になったら500円で売り」と逆指値注文をしまうと、仮に500円の買い注文が薄くて約定しなかったときに、注文が残ったまま値が下がってしまうというリスクを抱えることになります。

ですので、「500円以下になったら497円で売り」というように、多少のバッファー(余裕)を持たせた逆指値注文で、必ず約定できるようにする必要があります。(こうした注文時の余裕を「ティック・アローワンス」と呼びます。)

 

このバッファーの幅は、リスクの大きさや持っている銘柄の特徴などによっても判断が変わるところで、経験がものをいったりもします。慣れないうちは、できるだけ多めにとっておいた方が無難でしょう。

 

それでも、買い保持で逆指値をする限りは急落時など値が下に飛んでしまうと約定しない恐れがあるの否めません。
もし、そういう想定があるなら、「500円以下になったら成行で売り」としたほうがいい場合もあります。成行注文だと、本当に一瞬にして低い価格がついてしまうこともあるのでかなり慎重にやらないといけませんが・・・。

 

損切りにあたってはそれだけの配慮をしたうえで注文していく必要があるのです。

 

 

持越しの損切り

 

スイングトレードの損切りタイミングで困るのが、持越しの場合です。
持ち越した場合、翌日の寄付きでギャップ(窓)が空く場合が多々あります。

ギャップが仕掛けた方向に空いて含み益が増えるなら問題はありませんが、ギャップによって損切りラインを越えてしまう場合、その対処に困るわけです。

 

そもそも、仕掛けの持越しはそれだけリスクが高いわけですから、ギャップが空くというのも想定に入れておく必要があります。

ギャップを嫌がるなら、そもそもスイングトレードはできません。

 

スイングトレードでギャップができることが想定される場合は、朝の寄付き前の気配値を見でください。それで損切りラインを越えるかどうかの目星はつくと思います。もし、越えてしまいそうなら寄付きでの成行決済注文を入れてください。もともと入れておいた逆指値注文だと、値が飛んで損切りが約定しないリスクにさらされます。経験を積んでくると、概して一番リスクがないのは成行注文です。

 

さらに慣れて来れば、そのギャップの”質”がおおよそ判別できるようになってきます。

「空いたギャップは埋まる」とよく言われるかと思いますが、埋まるギャップとそうでないギャップの区別がつくようになってきます。(もちろん100%ではありませんのでご留意。)朝はギャップが空いて寄り付いても、そのギャップが埋まることを計算に入れながら損切りせずに耐えてうまく行くこともあるのです。そうなれば、成行決済しなくとも逆指値で損切り幅を小さくすることができるわけです。

 

ギャップが埋まるかどうかの一つの見極めの考え方。

その日に空いたギャップの間に、テクニカルの観点から重要なラインがあるとギャップは完全には埋まらない可能性が高いです。埋まってもそのラインまで。

たとえば、75日や25日の移動平均線やトレンドライン、3ケタ以上の切りのいい数字のラインなどです。

そうではなくて、特に重要なラインは見当たらず単に需給バランスが一方に偏ることでギャップになっている場合は埋まる可能性が高いです。

 

とはいえ、どんなに「可能性が高い」といっても損切り幅が大きくなるリスクはあります。基本的には、成行決済がいいことは忘れないようにしてください。

 

参考記事

→ 「ギャップへの対処。

 

 

損切りが飛んでしまったら

 

実際の話として、図らずも場中の急な動きに遭遇してしまって、逆指値注文を入れたのに損切りが実現しなかったらどうすればいいか。

 

損切りラインは、株価のテクニカル上の節目や転換点にあたることが多いので、そこでは注文の集中や需給の乱れが生じるのは仕方ありません。そんなライン上では動きも大きく急になることが考えられるわけです。特に、大口の成行注文があったりすると一瞬で一気に値が変わってしまったりもします。

 

必然的に、自分の逆指値注文は取り残されたままになってしまい、場合によってはそのまま損切りできずに塩漬け株を生んでしまったりするものです。損切りの失敗は、こんなときに起こるものなのです。

 

このような不可抗力による損失は、根本的に防げる手段がありません。しいて言えば、いつでも損切り注文は成行にしておけばいいのかもしれません。しかし、それにも勇気は要ります。本当に思いもよらぬ値で決済されてしまうことがあるからです。

 

ギャップが空いた時と同じような考え方で、少しでも状況改善を図ろうとする方策はなくはありません。

これは、ザラ場を見ていられるときにしか通じませんが、損失の拡大を覚悟したうえで冷静に様子を見ること。

 

株価の急な動きがあるときには、いったん大きく動いたとしてもその後のリバウンドが考えられます。リバウンドによってによって、いったん損切りライン近くまで値が戻ってくることが多いです。損切りラインはテクニカルの重要な節目や転換点にあることから、正しい損切りラインを設定していればこそ、そこまでのリバウンドは期待できるのです。

 

リバウンドを考慮して少しの間何もせずもとの注文のまま待ち構えるというのは、リスクも伴いますが結構有効な手段です。そのまま戻ってこないというリスクは覚悟したうえでないと、この方法は取れません。

 

ザラ場を見られないということであれば、一番上で書いたように逆指値注文にバッファーを持たせるか、成行注文しかありません。場を見られない中で、自分の逆指値注文が約定せずに残ってしまったらお手上げです。そんな事態は絶対に避けなくてはなりません。

 

まず最優先するべきは損切りの確実な実行です。

くれぐれも、そこをお忘れなく。


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管理人: 損切り珍介

2008年頃から株式投資を自己流で開始。2010年に専業を目指してサラリーマン人生に終止符。しかし、トレード本を読みまくるも、まず大損。自己流の限界を感じる。なけなしの金をはたいてトレード学校に通いまくり、仲間のトレーダーと交流しまくる。それでも、半年もたたぬ間に再び大損。そしてさらに、1年後に大損。もうどうしようもないと割り切ってから、なぜか少しづつ芽が出始め、この数年で完全復活し現在に至る。「損切りさえすれば専業も十分できる」を体現している。

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