損切りと資金拘束。


損切りとは何か。損切りしないとどうなるか。改めて別の側面から考えてみました。

 

トレードで当面の利益になる見込みのない損失を限定するのが損切りです。なぜ損切りをするかと言えば、損失を限定したいから。そしてもうひとつ。損切りしないと投資資金が拘束されるからです。その取引では利益の見込みがあまりないのに、他に利益見込みのある取引に資金を投じることができないから、いったん資金をそこから外して自由になるのが損切りです。

 

この世の中のお金儲けに関わることは、すべて苛烈な競争の中にあります。当然にトレードも競争です。誰もが少しでも多くのお金を手に入れようと考えています。朝から晩までそのことばかり考えている人もいます。それでも全く儲からない人もいます。

 

しかし、反対にあまり考える時間も取らずに儲かっている人はいません。センスや勘と呼ばれるような才能だけでは、誰もが群がる競争の世界では足りないのです。それが競争原理の一般論でしょう。

 

トレードの世界は誰でも参入可能です。必要なのは資金だけ。何も勉強せずとも、株を買うのは簡単ですし、売るのも簡単です。しかし簡単なのは売買の行為だけであって、そこから利益を出すのは簡単ではありません。それは初心者の方以外、誰でも知るところでしょう。

 

トレードは、誰かが抱えた損失の分だけ誰かが儲かるゼロサムの世界。自分の向こう側には自分と反対の方に仕掛けた人がいるのです。自分が利益を得る側に回るのか、損失を出すほうに回ってしまうのか。厳しい競争の世界ですから、いつも利益を得る側に回れるとは限りません。時には損失の側に回るものです。少しでも利益を得る側に回る率が高ければ、トータルプラスになります。みんなそこを目指して、しのぎを削っているのです。

 

何度でも書きますが、この世界は本当に厳しい競争の世界です。隙を見せれば、誰もがそこに付け込んできます。一瞬たりとも気を抜けません。次から次へと、トレードをうまく回転させなければ、あっという間に取り残されてしまいます。ぎりぎりの世界の中で、ぎりぎりまで力を振り絞って頑張らないと、特に個人トレーダーはすぐにダメになってしまうのです。

 

これは、ビジネスとほぼ同じです。優良企業であれば、利益の出る仕組みをある程度完成させていますから、多少の失敗、サボリは致命的になりません。あるいは、多少の失敗やサボリが致命的にならないように利益を仕組化できているのが優良企業だといっても良いでしょう。一方で、零細企業、個人企業は毎日が火の車です。常に走っていないと利益を継続的に出すことができません。猛烈な競争の中で戦わなくてはなりません。

 

どうでしょう。ここまで書くと、だいぶ競争のイメージが湧いてきましたでしょうか?

 

トレードでもビジネスでもいいですが、激烈な競争のイメージが湧いてくれば、ここまでの私の記述は成功です。

 

ではイメージが湧いてきたところで、最初に書いた損切りの話です。

 

そんな激烈な競争の中で、損切りごときでまごまごしていられるでしょうか?たかが1回の損切り程度で、切るの切らないのと逡巡していたら、あっという間に取り残されてしまうと思いませんか?本来は迷うような場合でないのに、迷っている間に競争相手は次の利益に向かって走り始めているのです。

 

トレードは、回転が命です。1回限りで莫大な儲けを得られるわけではありません。デイトレードでもスイングトレードでも、何回も繰り返しトレードすることで次第に利益を膨らませて行くのが理想です。

 

それなのに、損切りしないで資金を拘束される状態になっているとしたらどうでしょう?トレードの命である回転がままならないじゃありませんか。

 

そういう意味でも、損切りは絶対なのです。

 

損失の限定とともに、資金の回転を担保する損切りは、回転を命とするトレードには必要不可欠のものなのです。

 

これでも、「損切りしない」選択肢を自分に与えてしまうでしょうか?

 

※ 損切りしないで資金が拘束されても、なお回転して余りあるほどの資金がある場合は、この限りではありません。念のため。

 

 

参考記事

→ 「「損切りしない」はどう?

 

←クリック頂くと、書き続ける元気の素になります。


この記事に関連する記事一覧

コメントフォーム

名前

メールアドレス

URL

コメント

トラックバックURL: 
テクニカル分析はこの1冊 (本代無料で損切りがわかる)

相場の大原則と、チャートの分析。
株、FXを通じて日本最良の解説本が、送料550円のみでもらえます。

相場から利益を上げる22の技術

(クリックで詳細ページへ)

損切りに関する無料メール相談

悩んだり困ったりしたら、とことん考えると同時に、人の力を借りるのも役に立つものです。近くに適当な人がいなければご活用ください。「すっきり解決!」することもありますよ!
損切り相談 

私の損切りプロフィール

管理人: 損切り珍介

2008年頃から株式投資を自己流で開始。2010年に専業を目指してサラリーマン人生に終止符。しかし、トレード本を読みまくるも、まず大損。自己流の限界を感じる。なけなしの金をはたいてトレード学校に通いまくり、仲間のトレーダーと交流しまくる。それでも、半年もたたぬ間に再び大損。そしてさらに、1年後に大損。もうどうしようもないと割り切ってから、なぜか少しづつ芽が出始め、この数年で完全復活し現在に至る。「損切りさえすれば専業も十分できる」を体現している。

運営ブログ
「損切りこそトレード人生」

トップ記事のカテゴリー
ブログランキング     (元気の素です)

皆様の1日1回のクリックが書き続ける元気の素になります。

人気ブログランキングへ
※2回以上クリックしても1回と同じです。

ページの先頭へ