空売り


空売りは誤解されている

 

このサイトでは、買いも空売りも同じ仕掛けとして平等に扱っています。しかし、プロの投資以外のほとんどの投資家は、株は買うものだと思っています。信用取引口座を開設して日常的に空売りをやっているのは、それだけで相当に勉強しているトレーダーで、稀な存在だといっていいでしょう。

 

ましてや一般の人は、株というのは相場が上昇基調にあると儲かって、下降すると損をするものだと思っていて、空売りなど知る由もありません。空売りに関する悪いイメージやとっつきにくさには様々な理由があります。しかし、これらはすべて偏見と言わざるを得ません。食わず嫌いということわざもある通り、よく知らないで語る人が多いのだと思います。

 

●持っていない株を売るというしくみが理解できない。

 

●株価が下がって儲かるというのは、株式市場の思想に反することだ。

 

●信用取引が前提になるので、ギャンブル性が高く、大きな損失=借金につながる。

 

●空売りの損失は、買いの損失と違い青天井になるので非常に危険。

 

●相場をよく知ったプロがやることで、素人は手を出すべきではない。

 

空売りは株を借りて売る制度によって可能になります。確かに信用取引を前提としますが、信用取引自体はなんら危険なものではありません。証拠金が足りなくなれば追証が発生し、そのままにしておけば強制決済されます。ですから、持っている資金以上のマイナスは市場そのものの中では生じません。どこかで借金をしてまで株をやろうとするから危険なのであって、それは空売りでなくても買いでも同じことです。

 

また、空売りできない銘柄は何らかの要因で株価が下がった場合、本当に買い手がいなくなる状況が生じます。空売りがあれば、どんなに株価が下落トレンドになっても空売りの買戻しがあるため、その分下落はヘッジされます。空売りは、健全な株式市場の維持に極めて重要な役割を果たしているのです。

 

空売りには、実体とは異なる不当に悪いイメージがつきまとっています。しかし、正しく実像を理解することで、少なくとも悪いものでも恐れるものでもないことはわかるのではないでしょうか。

 

 

個人投資家には空売りが有利

 

トレードの効率を考えた場合は買いよりも空売りが有利です。

 

株は買うものだという固定観念によって市場はほぼ買い一辺倒で形成されます。また、市場情報を伝えるマスコミなどは、広告主や取材先といった立場上の問題から、空売りはおおっぴらには推奨できない状況にあります。このことも、市場の買い一辺倒に一役買っています。

 

誰も空売りをやらないという環境では、価格の下降はほとんどの人にとって損をする場面なので、株価は上昇のときより下降の時のほうが早い値動きをします。人は、儲かるという期待があるときより、損をするという恐怖があるときのほうが緊急性を感じるもので、いち早く株を手放さないと大変なことになるという焦燥に駆られて逃げの手仕舞いに走るのです。

 

下降のときには比較的容易に暴落が起きるのはそのためです。株式市場では、暴騰は稀でも暴落はけっこう頻繁にあるではありませんか。上昇の買いで利益を得るより下降の空売りで得る方が、はるかに早いといえるのです。

 

株の面白さは確実に空売りにあると思います。FXでも先物でも、他の取引では買いと売りは平等です。株だけが、ほぼ買いの一方通行なのです。その分値動きは売りに有利なようにいびつだになっていると言えるのです。

 

株で儲けようとしたら、ほとんどの一般個人投資家には買いしかないのです。何らかのニュースが出て一般個人投資家が大挙して買いに走るとき、確かに株価は大きく上昇します。しかし、その上昇はプロの機関投資家にとっては格好の大量売りのチャンスだったりするのです。

 

買いに結びつくニュースなら、プロ投資家は一般投資家よりはるかに早くその情報をつかんでいて、ニュースが出るころにはその株を大きく買っているでしょう。でなければプロの投資家は食っていけません。一般投資家が「さあ買うぞ!」と思うとき、プロにとっては「さあ売るぞ」になっているのです。

 

利益を手にしたいならば、私たちはプロの側についていたいものです。しかし、プロと同じ質の情報は得られるものではありません。であれば、一般投資家と同じように買うのではなくプロと同じように売るしかありません。プロのとっての決済売りのタイミングを空売りのタイミングとして考えることです。

 

空売りに、買いと異なる特有のリスクなどはありません。空売りのテクニックを身につけて、いつ買うかというよりはいつ売るかという視点で相場を見るのです。そうすると、過熱している相場の状況を冷静に見ることができます。買いしか手段がないときには、大きく上昇していく相場を見ると取り残されたような焦りを感じることもあると思います。でも、空売りがあれば、売り時を探る余裕を持つことができます。

 

日経平均のチャートや個別銘柄のチャートを改めてみると、同じ値幅なら上昇より下降のほうが早くなっているのがわかります。1か月かかって上がった値幅が、たった1週間で落ちていくというのが普通なのです。

 

空売りの威力、理解していただけましたでしょうか。


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管理人: 損切り珍介

2008年頃から株式投資を自己流で開始。2010年に専業を目指してサラリーマン人生に終止符。しかし、トレード本を読みまくるも、まず大損。自己流の限界を感じる。なけなしの金をはたいてトレード学校に通いまくり、仲間のトレーダーと交流しまくる。それでも、半年もたたぬ間に再び大損。そしてさらに、1年後に大損。もうどうしようもないと割り切ってから、なぜか少しづつ芽が出始め、この数年で完全復活し現在に至る。「損切りさえすれば専業も十分できる」を体現している。

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