75日移動平均線からの仕掛け。

このサイトは損切りがテーマのサイトですので、必然的にほとんどが損切りの記事や話です。とはいえ、サイト全体をよく見ていただければ、正しい損切りのためにはそもそも正しい仕掛けが必要で、その正しい仕掛けをどうするかというテクニカル分析の説明もしています。「損切りの前提/心にしみるテクニカル」の項では、基本的なチャートの読み方や仕掛けの考え方が説明されているのがわかるかと思います。

 

そもそも、トレードとは仕掛けることです。損切りを目標にして勉強する人はいません。仕掛けを知らずに損切りを勉強するというのは、本末転倒です。どんな仕掛けであってもきちんと損切りできるならば、それだけでもトータルプラスはかろうじて達成できるかもしれません。でも、それ以上を求めるなら、やはり仕掛けの手法です。どれだけの利益が取れるかは、仕掛けを知っているかどうかで決まると思います。

 

しかし、この仕掛けの基本を知らないトレーダーは数多くいます。それぞれのトレーダーが、特に体系を気にせず自分がいいと思うやり方でやっているのが現状だと思います。根本的な考え方の体系や理論がないままに、実践的な戦術だけが用いられているケース

 

私は、相場の展開を75日移動平均線とグランビル法則で捉えようとする立場です。日経平均でも個別銘柄でも為替でも、まずはこの二つを念頭において日足チャートを見ていきます。

 

その立場からすれば、仕掛けの基本中の基本は75日移動平均線による仕掛けです。75日移動平均線こそスイングトレードを支える一番の指標だと捉えています。そして、仕掛けの手法を学ぶならまず第一にこの75日線を使った仕掛けに習熟しておくのがいいと考えています。

 

一番簡単な仕掛け・手仕舞いの仕組み。それは、75日線をパーティションと考え、抜け・割れを売り買いのラインとすることです。

 

(買いの仕掛け)
上向き75日線を株価が下から上に抜いたら買い。
その後上から下に割ったら決済売り(手仕舞い)。

 

(空売りの仕掛け)

 

下向き75日線を株価が上から下に割ったら空売り。
その後下から上に抜けたら買い戻し(手仕舞い)。

 

これらが、75日線の仕掛けの第一歩です。個別銘柄のチャートに75日線だけを出して、眺めてみてくださ

がほとんどだと思います。

い。これらの仕掛けの有効性が多かれ少なかれイメージできると思います。

 

ここでは、手仕舞いにも75日線を使っていますので、大きな利益は出ないかもしれません。でも、確実に利益にはなると思いませんか?買いの時には75日線上向きのチャートを狙うということ、空売りの時には75日線下向きのチャートを狙うというのがポイントです。だからこそ、時間が立てば、買いの場合は手仕舞いラインが徐々に上がり、空売りの場合は徐々に下がっていくのです。仕掛けた後に75日線の上下の向きが変わらない限り、確実に利益にはなるのです。

 

もちろん、これだけのルールだと問題も出てきます。

 

(仕掛けの問題点/買いの場合)
例えば、上向き75日線を下から上に抜いた時に買い仕掛けたが、すぐに下に割れてしまえば、ほとんど利益もなく終わってしまう。そういうトレードが続くと、トレード回数の割に利益が非常に少なくならないか?
特に75日線の上向き度合いが少ない時には、持ち合いが続くこともあります。その場合は連日75日線を挟んで上下に行ったり来たりすることがあって、仕掛けと仕切りを繰り返さなくてはならなくなります。

 

(手仕舞いの問題点/買いの場合)
例えば、上向き75日線を下から上に抜いた時に買い仕掛けて、そのまましばらく上昇したが、75日線を割るのを待っていると、せっかくの大きな含み益がほとんどなくなってしまう。大きく上昇したときに利益確定するようなルールはないのか?

 

実際のトレードを想定した場合の大きな問題点は、この二つだと思います。
そして、この二つの問題点に関しては改善策があります。

 

(仕掛けの改善策/買いの場合)
基準足を設定し、仕掛け・手仕舞いのラインを少し変える。
75日線を指標にはするが、75日線そのものを仕掛けのラインとはせず、買いの場合であれば、初めて75日線を抜けたローソク足を基準足として、その足の高値を抜いた所を仕掛けのラインとする。そして、手仕舞いのラインは、その基準足の安値割れとする。
仕掛けのラインが、75日線そのものより少し高い値になり、手仕舞いのラインが75日線より少し安くなるため、損切り時の損失リスクは少し上がるが、頻繁に仕掛けと手仕舞いを繰り返すリスクは減る。

 

(手仕舞いの改善策/買いの場合)
手仕舞いのルールを以下のように変える。

 

①買い仕掛けたあとそのまま順調に上昇するなら、手仕舞いラインを順次変えていく。
1.前日安値割れ
2.前日安値、前々日終値のうちの安値割れ
3.前3日間の安値割れ
1より2、2より3のほうが、より手仕舞いラインは下がるため、それだけ買い保持の期間は長くなる。仕掛け当初は1のルールで進めておいて、さらに上昇が続くようなら2→3と変えていけると理想的。

 

②手仕舞いにボリンジャーバンドを使う。
買い仕掛けで値が上昇して、ボリンジャーバンドの+2σラインを抜けて終わったら、翌日朝に手仕舞いする。これは、+2σラインを抜けたところに値がある確率は2.5%という低い確率であるということによる。

 

①、②であれば、75日線を手仕舞いラインとして使うよりは、よほど利益の幅が広がる。

 

・・・・・

 

75日線が絡んだ現実のトレードでは、これらの改善策を折り込んだ戦術を使うことがほとんどです。買い仕掛けの場合に一番頻度の高い基本ルールとして「基準足の高値抜けで買い仕掛け、前日安値割れで返済売り」と覚えておいてもいいくらいです。(空売りの場合は、「基準足の安値割れで空売り仕掛け、前日高値抜けで買い戻し」。)

 

75日線は、チャート上で一番大きな役割を演じるパーティション。それゆえに、仕掛けでうまく使えれば利益になる確率も高いです。また、グランビル法則にてらして75日線をしっかり見ていけば、75日線を使った仕掛けが、相場の転換点や波動の転換点に重なることが多いこともわかってきます。このことについては、下の参考記事のほうにも書いてありますし、また機会を改めて書いてもいきたいと思いますので、ご期待ください。

 

 

参考記事

→ 「75日移動平均線
→ 「グランビル法則

 

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一目均衡表は雲を見る。

一目均衡表は、相場を分析する一つの大きな体系です。一目均衡表を基本において相場の仕掛けや手仕舞いをする投資家も数多くいます。全体をマスターしようと考えれば、それ相応の勉強や経験が必要でしょう。

 

しかし、私が相場を見るときの基本に置いているのは、移動平均線でありボリンジャーバンドであり、パーティション・トレンドラインといった指標の体系です。一目均衡表は、その体系での分析を補足するものとして活用しています。

 

大切なのは「雲」のイメージ

 

私の立場からいうと、一目均衡表で重要なのは「雲」です。

 

一目均衡表には、上に描いた図の通り基準線や転換線、遅行線というラインがあります。それらが大切という先生方もいます。私がテクニカル分析を学んだときは、一目均衡表では基準線と転換線のゴールデンクロス(好転)やデッドクロス(逆転)が一番大切・・・と習いました。また、一目均衡表には、まだローソク足のない「未来のことを表現する」という最大の特徴もあります。

 

しかし、私はラインも未来の姿もほぼ活用することがありません。好転や逆転も正直に言うと、私にはあまり役に立ちませんでした。私が一目均衡表を活用するのは、現在のローソク足と「雲」との位置関係だけといって過言ではありません。

 

一目均衡表の「雲」の実態は、先行スパン1、先行スパン2と呼ばれるラインに囲まれた部分です。先行スパン1が上にある雲は「赤雲(上雲)」、先行スパン2が上にある雲は「青雲(下雲)」と呼ぶことがあります(上の図ご参照)。

 

大事なのは、この雲とローソク足の関係です。以下のようなイメージをぜひ覚えておいて下さい。

 

●雲の上下には風が吹いている

赤雲の上は風が上向きに吹いている
青雲の下は風が下向きに吹いている
雲の中は息苦しい水中

 

●雲はパーティション(支持線、抵抗線)になる。

雲が厚い → 強いパーティション
雲が薄い → 弱いパーティション。

 

ローソク足が赤雲の上にあれば、上向きの風にのって上昇しやすくなりますし、ローソク足が青雲の下にあれば、下向きの風に押されて下降しやすくなるというわけです。

 

また、ローソク足が雲の中に入ると、息苦しいために一刻も早く雲の外(上か下)に出ようとするイメージになります。逆に言えば、ローソク足は雲の中に長くはとどまりません。雲を形成するライン自体がパーティションになりますし、雲もパーティションになります。

 

そして一目均衡表を意識している銘柄であればあるほど、雲の厚いところを上から下、下から上に雲を横切ることは少ないようです。雲を横切るときは、比較的雲の薄いところだったりします。

 

 

間違っていけないのは、これら一目均衡表の特徴は、あくまでイメージとして踏まえておくということで、実際の仕掛けや手仕舞いのサインとして使用はしないということ。

 

たとえば、移動平均線とボリンジャーバンドが表示された日足のチャートでは、「なぜ、こんなところで上昇が止まったのか?」がわからないときがあります。で、一目均衡表を見ると、上昇が止まった地点が雲の下辺だったりするのです。そんなときに「なるほどね・・・」と思うわけです。

 

だからといって、その止まったポイントが仕掛けや手仕舞いのポイントなのかというと、そうではないのです。移動平均線やボリンジャーバンドを基本に据えた体系の中では、その基本チャートの中で見えてくるポイントが仕掛けや手仕舞いのポイントなのです。一目均衡表は、あくまでイメージ。そのことを忘れてはなりません。

 

一目均衡表を意識しない銘柄もある

 

一目均衡表は、どの銘柄にでも通用するかというとそうでもありません。一目均衡表は数多くの人々に支持されて見られてはいますが、個別の銘柄によっては一目均衡表が参考にならない銘柄もあります。

 

一目均衡表が参考になる銘柄かどうかは、雲中にどの程度ローソク足が入っているかでわかります。息苦しいイメージの雲中にローソク足が頻繁に入っている銘柄は、息苦しさを気にしていないということです。つまりは一目均衡表自体をあまり気にしていない銘柄だということができます。

 

一目均衡表に対する個々の銘柄のかかわりは、その銘柄を主に監視している投資家のかかわり方によります。投資家たちが一目均衡表を見ている人たちなら、その銘柄は一目均衡表に敏感に動きます。一目均衡表を気にしない投資家が多い銘柄であれば、一目均衡表とは関係のない動きをします。

 

ですので、一目均衡表を見るときは、まずその銘柄が一目均衡表を気にしてい動くかどうか、一目チャートを過去まで振り返って見て判断してください。

 

「変化日」について

 

それと雲に関してもう一つ。
先行スパン1と先行スパン2が交差するポイントのことを「変化日」といいます。赤雲から青雲、もしくはその逆の転換点です。一目均衡表の理論では、この変化日は持ち合いが解消される日という位置づけがされています。上昇なのか下降なのかはわかりませんが、持ち合いが解消されるということは、それなりに大きく動く可能性があるということですので、留意しておいて損はないでしょう。

 

ただ、私は実際のこの「変化日」の大きな動きに直面したということは、ほとんど記憶にありません。一目均衡表について必ず語られることなので「留意」はしていますが、だからと言って、このことを仕掛けや手仕舞いの指標にすることはありません。あくまでイメージとして頭に置いておくだけです。

 

 

おおざっぱで申し訳ありませんが、私が一目均衡表に関して書きたいことは以上です。

 

基準線や転換線、遅行線については何も書いていません。「三役好転」「三役逆転」という重要(だと言われる)指標についても一切の記述をしていません。そういう意味では、かなり特異な解説になりました。

 

しかし、私はこれでやってきています。必要以上に一目均衡表を取り上げることは、私のトレード手法の中では不要なことなのです。

 

ご理解いただければ幸いです。

 

 

参考記事

→ 「その他の指標

 

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信用残、信用倍率を見ておこう。

東証一部だけでも企業数は今や2,000以上となっています。これらの中から仕掛けていきたい個別銘柄選ぶとき、全体相場の把握やチャート分析をするのはもちろんですが、それ以外にも大切なことがいくつもあります。

 

チャート上に現れてこない、個別銘柄に固有の重要な指標が信用倍率です。
信用倍率は、銘柄の個性(上げやすいか下げやすいか)を決める指標ですので、必ず覚えておくべきです。仕掛けの際には、基本動作として必ず見るようにしたいものです。

 

信用倍率とは、その銘柄に関する信用取引での「売り」「買い」の割合のことです。式で表すと、「信用倍率」=「信用買いの残高」/「信用売りの残高」、ということになります。例えば、信用倍率=2.0と言えば、信用売り残に比べて信用買い残が2倍あるということです。

 

なぜ、この信用倍率が大事なのか。それは、信用取引の性格によっています。

 

信用取引は基本的に半年以内に決済しなくてはなりません。信用取引で株を買えば、半年以内に売り決済しなくてはならないということ。信用売り=空売りの保持も半年が限度です。半年以内に必ず買い戻さなくてはなりません。

 

信用買い残が多ければ、その分の決済売りが近い将来多く出るといういうことになりますし、信用売り残が多ければ反対に買い戻しが多く出るということになるわけです。

 

つまり、信用買い残が多い銘柄は株価が下がりやすいと想定できますし、信用売り残が多い銘柄は株価が上がりやすいと考えられるわけです。

 

多くの人にとって「株は買うもの」ですから、一般的に信用倍率は1倍よりは高いのが普通です。要するに、空売り保持している人より買い保持している人のほうが多いということです。また、「買い」という意味では、「買い」は信用買いだけではなく現物買いもあるのはもちろんのこと。ですから、実際には、信用倍率以上に買いの量は多いのです。

 

注目すべきは、信用倍率が1より低い銘柄です。つまりは空売り保持の残が多い銘柄。これは、「株は買うもの」に反して空売りが多くなされているということで、一般論からいうと普通ではないということになります。空売りは信用取引だけですから、近い将来必ず買い戻しということになります。特に、この銘柄の株価が上昇しているにもかかわらず信用売り残が増えているとなれば、空売り保持の人たちがナンピンを繰り返している状況が見て取れるわけです。そして、この信用売り分が一気に買い戻されれば、株価は一気に上昇します。

 

信用売り残の大量の買い戻しによる株価の急上昇のことを「踏み上げ」と言います。

 

空売りは個人トレーダーにとって非常に有利な手法ですが、この「踏み上げ」にはよくよく注意しておきましょう。仕掛けの前には信用倍率を見ておかないと、とんでもない逆襲に見舞われてしまいます。チャートの形からは絶好の空売りチャンスの形に見えても、信用売残が多い場合は、なかなか下げにくく、保持しているうちに一気の踏み上げを喰らったりするものです。

 

急上昇となった銘柄を「上がり過ぎ」と見て空売りするのも要注意。まずは、信用倍率を見てからです。

 

また、大量の空売りがあって売り残が増加すると市場全体にその銘柄の貸株が不足します。すると、通常の貸し株金利とは別に「逆日歩(ぎゃくひぶ)」という追加の利息がつくことがあります。この逆日歩が付いた銘柄を空売りすると、保持してる日数分だけ利息がついてまわります。これも要注意。信用売り残が多い銘柄の場合は、逆日歩がついていないかどうかも見ておく必要があります。

 

私は仕掛け候補の銘柄を探す場合、まずその銘柄の信用倍率を見ておきます。習慣的にそのようにしています。そうしておけば、慢性的に信用売残が多い銘柄などが自然と頭に入って来ます。チャートの形の前に、まずその銘柄が上げやすい銘柄なのか下げやすい銘柄なのか知っておくべきだと思います。

 

信用残は、週に一度火曜日(第二営業日)の大引け後に発表されます。なので、週足チャートを見ると、信用買い残と売り残の推移がわかるようになっています。週足チャートで表示できるようにしておいてください。

 

信用残とは別に、「証金残」と呼ばれる毎日の「日証金貸借取引残高(日証金残)」というのもあります。とてもややこしく思うかもしれませんが、こちらは相場のある日の当日の夜に速報が出ます。証券金融会社を通じた融資、貸株の分だけのデータなので、「信用残」のような全体性・網羅性はないですが、日々の動きの目安としては活用できます。

 

もちろん、信用残だけでは売買の判断はできません。また、信用残を見たうえであっても、あえてそれに反する仕掛けをすることもあります。ただ、信用残は銘柄の個性です。その銘柄が上昇しやすい性質にあるのか下降しやすい性質にあるのか、それは意識しておいたほうが、余計なトラブルに巻き込まれない分有利です。

 

仕掛ける前には忘れずに、信用残を見ておきましょう。

 

 

参考記事

→ 「その他の指標

 

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ギャップへの対処。

まずは、ここに掲げたニューヨークダウ平均と日経平均の日足チャートをよく見てください。どちらも、大体同じ時期の上昇トレンドにある時を切り取ったものです。

 
見てすぐわかるのは、ニューヨークダウにはめったに見られないギャップ(窓)が、日経平均だと頻繁にみられるということです。これは、ニューヨークダウの指標性の大きさを示しています。ニューヨークダウが日経平均にさほど影響を受けないのに対して、日経平均はニューヨークダウの影響を大きく受けるということです。ここ最近の持ち合い相場で比べれば、さらによくわかります。日経平均は毎日ギャップの嵐です。

 

日本で語られているトレード理論のおおもとはアメリカの研究家の理論であることが多いのですが、重要なことは、アメリカの研究家はニューヨークダウ平均の動きを見ながら、その理論を作っていったということです。つまり、ギャップをあまり生じない理想状態を前提にして作られているのが、今のトレード理論だということです。

 

基本的にはそれでいいのですが、その理論を日本市場に当てはめる場合にはギャップのことを考えておく必要があります。あえて言うなら日経平均はギャップの指標です。ギャップに対する考察がなければ、そのテクニカル分析は日本市場にうまく当てはまらないと言いたいのです。日経平均ですらそうなのですから、個別銘柄にいたってはさらにギャップが頻繁に見られるチャートが多々あります。

 

スイングトレードは積極的に持ち越して日々のトレンドを利益にしていこうという手法ですから、このギャップへの対応が重要です。少なくともギャップに強い関心を持ち、チャンスだけでなくリスク(損切り)の大きさをきちんと把握しておかなくてはなりません。持ち越しは、ギャップを引き受けるということですから、それだけで大きなチャンスでもあると同時に、損切りという観点からは大きなリスクでもあります。

 

一度仕掛けてしまうとトレーダーは簡単に持ち越ししてしまいがちです。スイングトレードであれば当然かもしれません。しかし、持ち越しをするのは新たに仕掛けをするのとほとんど同じだと考えたほうがいいです。いや、含み益や含み損を抱えているだけに、本来的に考えるなら新たな仕掛けより難しいと考えるべきです。

 

ただ、どんなに考えたところで、翌日の相場を正しく予測するのは不可能です。一方で、損切りタイミングは事前に決めてもいるはずです。同じように利益確定の目安ラインもあるはずです。だから、そのタイミングに来ていないのであれば、何はともあれ持ち越しするのは間違ってはいません。タイミングが来ていないのに、他に特段の理由もなく仕切ってしまったら、そちらのほうが間違っています。

(もちろん、翌日に明らかに損切りラインを大きく超えてしまうとわかるなら話は別です。そこは特殊事情として、通常とは別のルールでやるべきでしょう。)

 

持ち越しは新たな仕掛けより難しいといえども、通常だと持ち越しを検討する余地はさほど多くはないのです。

 

利益が増えるチャンスとしてのギャップは、直接的には問題にはなりません。自分が仕掛けた方向に空くギャップは喜ばしいことです。空けばあくほど嬉しいものです。

 

問題は、逆に空くギャップです。特に、設定した損切りラインを越えてしまうようなギャップは悩みの種になります。もしくは、含み益が大きく減ってしまうようなギャップ。例えば買い玉保持で、トレイリングストップ方式で徐々に上げていった利益確定ラインが、持ち越しのギャップによって大きく割れてしまったとき。

 

焦点は、翌日ギャップが空いたときの寄付きでの対処です。

 

朝の気配で損切りラインを越えてしまいそうなら、何はともあれ朝の寄付きで逆指値成行注文を出して損切りです。それ以外に損切りの方策がないわけではありませんが、まずはこれが基本でしょう。よほどトレードに自信がある人以外は、「まずは確実に損切りする」ということを最優先すれば十分です。

 

ギャップが空いて損切りラインを越えてしまうと、持ち越したことを悔やむ心になってしまうものですが全くの結果論です。それはそれで1回のトレードに過ぎません。別の機会には、ギャップがチャンスをもたらすこともあるのです。トータルで考えれば、正しい仕掛けをしている分だけ損切りの損失額よりも利益のほうが大きくなってくるものです。

 

そもそも、面倒なギャップは、ないに越したことはありません。銘柄選択の段階で、できるだけギャップの少ないきれいなチャートを選ぶことも対策の一つになります。それでも、外的な要因にまったく左右されない銘柄なんてありませんから、それなりのギャップはついてしまいます。

 

嫌がっていても仕方ありません。特殊な状況でない限り積極的に利用するくらいの姿勢でいたほうがいいと思います。

 

 

参考記事

→ 「損切り注文法

 

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ボリンジャーバンドの使いどころ。

ボリンジャーバンドは、25日移動平均線を中心にした値幅の範囲を示すラインで、移動平均線とともに非常によく使う指標の一つです。ですので使い方はもちろんですが、前提となる知識をまずは頭に入れておきましょう。

 

(知識1) 25日線が中央のラインとなる。

 

ボリンジャーバンドは、25日線を中央のラインとして上下2~3本のラインで構成されており、25日線の上に+1σライン、+2σライン、25日線の下に-1σライン、-2σラインが並びます。±2σラインの外側に±3σラインを置いた表示もありますが、実用的には±2σまでで良いと考えます。

 

(知識2) 値は約95%の確率で±2σラインの内側に入る。

 

値がボリンジャーバンドの±2σの外側に出る確率は約5%しかありません。+2σの上に出てしまうのが2.5%、-2σの下に出てしまうのが2.5%の確率だということになります。それだけボリンジャーバンドの外に出ることは少ないということです。

 

(知識3) バンドの幅が狭いときと広いときがある。

 

ボリンジャーバンドは、値動きに合わせて幅が収縮したり拡張したりします。値動きの幅が狭く持合い状態が続くと相対的に狭く収縮して行きます。そして、上昇でも下降でも値動きが大きかったりトレンドが出るようになれば幅が広がり拡張して行きます。

 

 

知識として頭に入れておくべきことはこれだけです。この前提のもとに、ボリンジャーバンドをトレードに使っていきます。使い方は、バンドの幅が広いときと狭いときとそれぞれに違います。

※幅が「狭い」「広い」というのは、あくまで相対的、主観的なもので、はっきりとした基準はありません。いろいろなチャートに接しながら、はっきりと「狭い」と言えるのがどんな時なのかを経験で学んでいくしかありません。でも、まあ、すぐにわかってくるとこと思います。

 

 

■幅が広いときの使い方

 

仕掛けについては、ボリンジャーバンドを使うわけではありません。仕掛けた後の利益確定の手仕舞いで使います。買い保持している場合は、値が+2σを抜けたらそろそろ上昇は終わりと考えて仕切ります。売り保持している場合は、値が-2σを割ったらそろそろ下降は終わりと考えて仕切ります。スイングであれば場中で判断せず、終値が±2σの外に出たら翌日朝に無条件で仕切るというルールです。右図では空売りの場合の仕切りを示しています。

 

■幅が狭いときの使い方

 

値動きにもよりますが、バンドの幅が相対的に狭くなっていると感じたらできるだけその収縮が行きつくところまで待ちます。そして、これ以上収縮せず各ラインが平行を保つようになったと見えたら、仕掛け準備です。値がボリンジャーバンドを飛び出したところで仕掛ければ、爆上げもしくは爆下げが開始される可能性が高まります。思惑通りに上昇、下降したならば、バンド内に値が戻ってきたところが仕切りのタイミングになります。スイングトレードであれば、終値でバンド内に値が戻った翌日朝に仕切りということになります。できれば、75日、25日、5日の移動平均線がすべてバンド内に位置しているときであれば爆上げ、爆下げの確率がなお高まります。

特に、究極まで持合いが続いてからの爆上げの形は、仕手系の銘柄でよく見られる形です。大きな利益が狙えるチャンスになりますのでよく覚えておいてください。

また、仕掛けは必ずしもボリンジャーバンドからの飛び出しでなくても構いません。ボリンジャーバンド内での高値や安値の更新を仕掛けのポイントにすることもあり得ますのでご留意を。

 

 

 

ボリンジャーバンドでの仕切りは、見た目もわかりやすいので理解しやすいと思います。しっかりと使っていきましょう。

 

■バンドウオークとは

 

上の右側の下降トレンドのときの図を見てください。ちょうど値が-2σラインに沿って下げていっているのがわかると思います。このように、値がボリンジャーバンドのあるラインに沿って動くことを「バンドウオーク」と呼んでいます。バンドウオークははっきりしたトレンドのときに出てくる現象です。これが出てきたら、かなり強いトレンドが出ていると判断して良いでしょう。特に仕掛けや仕切りに直接関係あることもありませんが、よく出てくるコトバなので、知っておくとよいと思います。

 

 

参考記事

→ 「その他の指標

 

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MACDの使いどころ。

トレードの指標を根本から理解しようとするのは一般の人にはとても難しいと思います。コトバの上では理解できても、複雑な計算式の理解が必要になるからです。MACDについても例外ではありません。少し勉強すればわからないことはないですが、個人トレーダーは原理的な把握はあきらめたほうが身のためです。

 

それよりも、この貴重なノウハウを一番効果的に使うにはどうするか、というところを学んだ方がよほどわかりやすいと思います。

 

MACDは移動平均線を加工し、現在の状況をよりわかりやすく表したものです。「MACD」、「シグナル」と呼ばれる2本のライン(通常MACDは赤線、シグナルは青線で示されます。)と、「ヒストグラム」と呼ばれる棒グラフで成り立っています。こう書いても、よくわからないかもしれませんので、一番下の概要図を見てください。

 

では、MACDでは何を見たらいいのか。

このサイトではMACDを「仕切り(手仕舞い)」の指標だと考えています。仕掛けではなく、利益確定、損切りで使うのが効果的だと考えています。

 

日足チャートで行う短期トレードを前提にしたときのポイントはたった2つ。

 

①ヒストグラムによる利益確定

買いの仕掛け玉を保持している場合、上に向いて次第に伸びていくヒストグラムが下に凹んだら翌日朝に利益確定。空売りの仕掛け玉を保持している場合は、下に向いて伸びていくヒストグラムが上に凹んだら翌日朝に利益確定。

 

②MACDとシグナルのクロスによる仕切り

MACDとシグナルがゼロラインより上でデッドクロスしたら、買い保持玉は利益確定であろうと損切りであろうと翌日朝に仕切り。これは、日足チャートをベースにした短期トレードの場合の週足チャートにおいても適用します。つまり、日足でも週足でもゼロライン上でデッドクロスがあれば、その時点で翌日手仕舞いとします。

 

注目するべきはこれだけです。

 

毎日のラインやヒストグラムの変化を追いかけながら、値が上昇傾向にあるのか下降傾向になるのかを一目で判断できるのもMACDの利点ですが、それは状況把握のためのもの。実際の仕掛けや仕切りには適しません。あくまで参考指標です。実際の行動に当たってのMACDの真価は、上の2点だけだといって過言ではありません。

 

もっと言うなら、①については、あくまで安全重視の場合のみ。MACDは様々な指標の中で比較的早めにサインが出てきます。①のタイミングだと、通常の場合、かなり早い利益確定になってしまいます。実際、①のタイミングで手仕舞いすることはほとんどありません。他の指標もよく見て利益確定に当たれば、さらに利益が伸びる場合がほとんどでしょう。

 

一方、②は「もう絶対にそうするべき」というルールです。このサイトでも、別途項目として書いているくらいです。しかも、個別銘柄ごとのチャートというだけでなく、日経平均のチャートにも及ぶ絶対ルールですので、必ず覚えておいてください。

 

MACDは、難しく考えてはいけません。あくまで原理的にではなく視覚的に捉えるだけにしてください。見てわかればそれでいいと思ってください。

 

※当サイトでは、MACDのパラメターの設定を「短期5、長期20、シグナル9」で設定することを推奨します。一般的には「12,26,9」と言われていますが、より早いサインの出現を重視し「5,20,9」を使用します。

 

 

参考記事

→ 「MACDデッドクロス

 

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25日移動平均線からの仕掛け。

日足のチャートで、25日移動平均線(25日線)は75日線ほどの強さはないものの、大きな重要性を有しています。巷のトレード本では75日線以上に取り上げられることがあるからか、一般個人トレーダーにとっては25日線のほうがなじみがあるくらいです。実際に、チャートを見ると、上昇相場中には上向き25日線が、下降相場では下向き25日線がチャートの主役になっているケースが多いです。ボリンジャーバンドの中央の線は25日線ですから、値動きの中心は25日線と言ってよいと思います。個別銘柄によっては、そもそも75日線よりも25日線を基準にして動くものもあるように見受けられます。

 

従って、この25日線は75日線と同様に強いパーティション(支持線/抵抗線)になります。また、これも75日線と同じですが、その向き(上向きか下向きか)が株価の方向を示します。ただ、75日線ほど強力ということはなく、仕掛けに活用できるかというと限定的ではあります。ですが、この仕掛けが相場の転換点になることも多いので、知っておいて活用してください。

 

以下、25日線を仕掛けのラインにする代表的な場合をまとめてみます。

 

 

■大底からの買い仕掛け

 

まずは、買いの仕掛けです。グランビルの下降過程が終わりに近づき、チャート波動で安値更新しなくなると、下向き25日線が次第に横ばいになってきます。その横ばい25日線の上抜けが買いのチャンスになります。こちらも、できれば、25日線付近でのしばらくの持合いや、小さくてもいいのでチャート波動の上昇が成立してからの仕掛けだと、決まる可能性が高まります。
25日線を抜けた株価は、下向き75日線までのいったんの上昇が見込めます。75日線が下向きで株価が75日線の下にある時の数少ない買いのパターンです。

 

■天井圏からの空売り仕掛け

 

上の買い仕掛けの反対です。グランビルの上昇過程が終わりに近づき、チャート波動で高値を更新できなくなって来ると、上向き25日線は次第に横ばいになってきます。その横ばい25日線の割り込みが空売りのチャンスになります。できれば、25日線付近でのしばらくの持合いや、小さくてもいいのでチャート波動の下降が成立してからの仕掛けだと、決まる可能性が高まります。
25日線を割った株価は、上向き75日線までのいったんの下降が見込めます。75日線が上向きで株価が75日線の上にある時の数少ない空売りのパターンです。

 

 

■25日線だけでなく他の根拠も見つかれば仕掛け

 

25日線での仕掛けは、25日線単独で仕掛けの根拠にするのではなく、別の根拠も見つかるような仕掛けを探していくと成功率が高くなります。「上向き25日線を抜いたら買い」は有力な仕掛けなのですが、25日線以外の買いの根拠が見つかるかどうかが実際に仕掛けられるかどうかの分かれ目です。例えば、25日線を間に挟んだギャップアップであるとか、トレンド転換のポイントが重なるとか、一目均衡表の雲抜けが重なるとか。
理想的なパターンになっている有力チャート形はなかなか見つからないかもしれません。全体相場によっても出現数は変わってくるでしょう。また、これらを仕掛ければ必ず利益になるという保障ももちろんありません。損切りは、最低限直近の安値や高値に必ず決めておいてください。特に、横ばい25日線上は持ち合い的に動きますので損切りを味わうことも少なくないと思います。

 

ただ、必ずしも理想的な形でなくてもチャレンジはできますし、決まればそれなりの利益は出ます。数は少なくとも、出会えばすくにわかる形でもあります。これらの形に出会ったら、しばらく監視してチャンスを伺っておきたいものです。

 

 

参考記事

→ 「75日移動平均線

 

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日経平均を動かすもの。

今日の相場、昨夜のニューヨークダウ平均の大幅上昇を受けて、日本市場も大きく上昇しました。

 

日本のマーケットを見るとき、その大きな流れは日経平均で判断します。日本株をやる人が、みな日経平均を参考にして相場を判断しているからです。理論的にはTOPIXの方が日本のマーケットをよく表しているように思いますが、代表企業225社の株価の平均である日経平均のほうが重要視されているので、それが基準になるのです。

 

日経平均は225社の株価の平均ですから、自立して動くように思いますが、そうではありません。相場の大きな流れを作る日経平均も、225社の株価から直接の影響を受けるほか、いろいろなものの影響を間接的に受けて動いています。

 

■日経平均先物(ラージ/ミニ)

 

日経平均に一番大きな影響を与えるのは、日経平均先物(ラージ、ミニ)です。これは本末転倒のように感じますが、場中でチャートを見ていると先物に連動して日経平均が動くのがよくわかります。ですので、デイトレーダーにとっては日経平均よりも先物の動きのほうがより指標としては重要になります。私も、デイトレードのときには、日経先物の分足チャートを常に見られるようにしています。また、日経平均よりも先物のほうが取引時間が長く、昼の休憩もありません。先物を見ていれば、前場、後場の寄り付き価格は大体わかります。

 

■ニューヨークダウ平均

 

世界の中の日本という視野で見れば、日経平均もニューヨークダウ平均の影響は強く受けています。ニューヨークは世界経済の中心です。ですから、ニューヨークダウ平均の動きは自律的に相場を作っていると考えて間違いありません。しかし、日経平均は自律的ではありません。程度の差はあれ常にニューヨークの動向に影響を受けています。日経平均は、日本市場の大きな流れを作っているのですが、その日経平均も、ニューヨークダウ平均というさらに大きな流れの中にあるのです。

 

ニューヨークダウ平均の日足チャートには滅多にギャップは現れません。ローソク足は常に日が変わっても連続しているのが普通です。これはつまり、ニューヨークダウが動いていない時(相場がやっていない時間)に起きたことに影響されないということです。しかし、日経平均の日足チャートは、毎日ギャップだらけです。それは、ニューヨークダウの動向に左右されるからです。

 

日経平均の数値は、ニューヨークの数値が上がれば連動して上がるが普通なのです。ただ、ニューヨークの開場時間に東京市場は開いていませんので、東京市場はニューヨークダウ平均の様子によって、その寄り値が左右されるのです。

 

また、ニューヨーク市場も米国の祝日は休場日になりますので注意してください。時間も、夏時間と冬時間がありますので、戸惑わないようにしましょう。

 

■CME日経平均先物

 

日経平均の寄り付きの値の想定という意味では、ニューヨークダウ平均よりもシカゴのCME日経平均先物の値のほうが、より直接的に参考になります。日経平均の寄り値は、ほぼCME日経先物の終値と同じです。それならニューヨークダウは見なくていいじゃないかと思うかもしれませんが、世界の一番大きな指標を知っておくことで、今日明日の短期だけでなく中長期も含めた流れがわかります。ですので、ニューヨークダウ平均のチャートでおおまかな世界相場の流れを確認した上で、CMEでの寄り値の推定をしたいです。ちなみに、CME日経先物には、ドル建てと円建てがあります。大きく変わりはないですが、円建てのほうを参考にした方がいいかと思います。

 

■ドル円為替

 

ニューヨークダウ平均が上昇する、それは米国経済にとってはプラスになります。ということで、ドルの価値が高まります。そして、相対的に円が安くなります。通常の状況では、円安は日本経済に好影響となりますので、日経平均が上昇するということになります。為替と日経平均は、このように連動します。為替が特に強い指標性を発揮するのは、ニューヨークダウと日経平均が連動していない時です。場中の分足チャートなどは、形がほぼ一緒になるようなときもあります。

 

 

日経平均の寄付き前は、毎日必ず、ニューヨークダウ平均CME、日経先物、ドル円為替を見ておきましょう。

 

 

参考記事
→ 「日経平均

 

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ことごとく逆に行く理由。

トレードをやり始めて間もないころは、トレードをやれば損切りになってしまうようなことがあります。自分が買えば値は下がって損切り。自分が売れば値は上がって損切り。ことごとく自分の思惑とは反対に値が動くことがあります。まるで後ろで誰かが見て相場を操作しているように感じるというのはこのことです。

 

自分ならうまくやれると思って相場に入ったのに、入った途端に出鼻をくじかれるような経験を続けると、やってられなくなります。大儲けどころか損切りの連続で、モチベーションも一気に下がってしまいます。

 

なぜそんなことになるのか。そこには、それなりの理由もあります。

 

トレーダーが注目している価格ポイントでは、一気に注文が殺到します。初心者トレーダーが注目するようなポイントであれば、本当に多くの人が見ています。ですから、その価格が付いた瞬間に一気に大量の注文が約定し、買いと売りの需給のバランスが崩れやすくなります。需給バランスが崩れれば、値は大きく動きます。一般論としていうなら、その時に上に行くのか下に行くかは、ほぼ半々の確率でしょう。ですので、単純にみんなが注目しているポイントで仕掛ければ、5割の確率で一気に反対方向に行き損切りになる可能性が高くなるわけです。ですので、それが2回、3回と続く確率もそう低いものではありません。

 

初心者であれば、損切りの経験は利益の経験より心に残るでしょう。まして、損切りが2,3回も続いてしまうと、決定的に感じてしまうのでしょう。

 

トレンドフォロー(順張り)のスタンスでやっていれば。相場が持ち合いの状況のときにはなおさら損切りの確率は高くなります。持ち合いだと、みんなが注目しているブレイクのポイントが、ブレイクでなくなります。持ち合いの域を上に脱したと思った瞬間に大きな売りが来ますし、下に割れた瞬間に大量の買いが入ったりします。そこで、持合い領域に戻されてしまうのです。ですので、持ち合いの時に積極的に仕掛けていくと、ことごとく損切りになってしまうことはよくあります。

 

ただ、チャートを見たときに、はっきりとしたトレンドが出ているのがわかるというのは案外少なく、そうでない時は多かれ少なかれ持ち合っている状況です。全体相場の様子を見ずにトレードをやれば持ち合い相場にはまることが多いわけです。だとすると、損切りを繰り返してしまうのも仕方ありません。

 

そういう損切りを繰り返さないためには、全体相場を見ることです。すなわち日経平均の状況をきちんと把握したうえで相場に臨むことです。そして、一番いいのは、持合い相場を避けるという対策です。スイングトレードであれば、トレンドを取っていくというのが基本的な戦略ですから、持合いのときには手出しをしない方が賢明です。

 

それでも、100%損切りを回避するのは無理な相談です。どうあっても、みんなが注目するポイントで仕掛ける限りは、逆に行く可能性もあるのです。その可能性の分だけ損切りになるのは、自然のことであり避けるべきことではありません。

 

全体相場の把握が大切であることは、このサイトでも「心にしみるテクニカル」のほうで「日経平均」の項目で説明していますので、ご参照ください。

 

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管理人: 損切り珍介

2008年頃から株式投資を自己流で開始。2010年に専業を目指してサラリーマン人生に終止符。しかし、トレード本を読みまくるも、まず大損。自己流の限界を感じる。なけなしの金をはたいてトレード学校に通いまくり、仲間のトレーダーと交流しまくる。それでも、半年もたたぬ間に再び大損。そしてさらに、1年後に大損。もうどうしようもないと割り切ってから、なぜか少しづつ芽が出始め、この数年で完全復活し現在に至る。「損切りさえすれば専業も十分できる」を体現している。

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